「glass+」という試み
プロダクトデザイナー森崎清光、ガラス工芸作家森崎かおるによるケーアンドケーデザインルーム。それぞれの分野での活動も今年で30数を過ぎました。
「glass +」[グラスプラス]とは「ガラス+異素材」や「ガラス+新しいアイデア」などガラスを軸に、様々な可能性を探っていければと二人の共作プロジェクトとして計画されました。
2009年に東京・南青山のグラスギャラリーカラニスにおいて開催された展示会では、木材を中心とした作品を多く出展しました。各作品は当工房で全て制作、 [glass + 01] のようにナンバリングされ、ロット番号を記しております。 今後「glass + 」の後の数字を増やしていければと願っております。ガラスと+異素材が織りなす新しい世界を楽しんで頂けたら幸いです。
glass+ 01 花器 [Lilliput Bottle]
「Lilliput/リリパット」とは空想冒険小説・ガリヴァー旅行記の小人の国の名前。
囚われたガラスのボトルのなんとユーモラスな姿でしょう。
異素材とのコンビネーションでユニークな世界が出来上がりました。
サイズ:高さ150×幅85×奥行き100(mm)
材質:ほうけい酸ガラス、ポリエステルコード、チューリップウッド
glass+ 02 香り袋 [SCALE]
良い香りは精神の安定にも一役立っています。
異素材とのコンビネーションでユニークな世界が出来上がりました。
樹脂部の芳香孔より中身の粒状のルームフレグランスが香ります。
一風変わった香り袋(サシェ) としてお楽しみ下さい。
サイズ:高さ150×幅85×奥行き100(mm)
材質:ほうけい酸ガラス、ポリエステルコード、チューリップウッド
glass+ 04 香立て [Step]
足並みは揃っていますでしょうか?
4つ足の香立てから昇る香煙でしばしのリラックスを・・・。
耐熱皿は棒状、コーン状のお香のタイプにご使用いただけます。
お好きな香りをでお楽しみ下さい。
材質:ほうけい酸ガラス、黒檀、ブナ、ローズウッドほか
glass+ 06 吊り下げ式花器 [90°]
私の大好きな照明の一つ。 アキッレカスティリオーニ&ピオ マンズー デザインの照明 PARENTESI。
彼ら、そしてPARENTESIへのオマージュ。
材質:ほうけい酸ガラス、黒檀、紫檀、ワイヤーほか
glass+ 07 Flower Bottle [display]
ボトルを立たせるというコト。そして見せるコトを両立させる。
材質:ほうけい酸ガラス、黒檀、紫檀、ワイヤーほか
glass+ 08 間仕切り [joint]
吊り下げ式の間仕切り[ joint ] は文字通り、「接合方法」に主眼を置いた。
ガラスのジョイントはブナ球を介し、貫通するワイヤーのテンション制御で形状変更も自在となる。
材質:ほうけい酸ガラス、ブナ
glass+ 09 Flower Bottle [holes]
水管の固定と植物の自立。
「holes」は、花器としての機能を穴という構成要素で成立させた。
材質:ほうけい酸ガラス、紫檀
クラフトとデザイン。新しいカタチを模索していく試みは これからも継続していきます。
※写真の無断使用をお断りします。